2019年9月活動報告

令和元年9月10日(火)18:30より台東区立浅草文化観光センターにて、第60期9月度例会が行われました。



今回はルートインBCリーグに加盟する『埼玉武蔵ヒートベアーズ』に所属する宮之原 健選手を講師にお招きして、講演会を行いました。
ユニフォーム姿で登場し、爽やかな挨拶から、自身の経歴をお話しされました。



東京学芸大学卒という高学歴でありながら、NPBの選手になる夢を叶える為、育成機関であるBCリーグのトライアウトを受けました。見事、福島レッドホープスから2位指名を受け、入団。その後移籍し、埼玉武蔵ヒートベアーズにて厳しいトレーニングと試合を行なっています。



プロのため、試合のある4月〜9月は給料がでますが、交通費やグローブ、バットなどの消耗品で非常に肉体的にも金銭的にも厳しい中、プロ野球選手を目指されています。

また、地域に所属するプロチームとして、地域の人々に愛され、明日への活力を提供できる球団を目指し、小学校での講演など様々な活動を行なっているとのことです。



宮之原選手は選手会長という立場もあり、特にチームのあり方について深く考察されているようでした。

まとめとして、いまのBCリーグの経験で学ばれた3つをご説明いただきました。
1、人との関わりを大切にする・感謝する
2、相手のことを受け入れる
3、笑顔・夢の提供をする
正直なところ、特に金銭的にまったく楽ではないであろう宮之原選手がこの3つを大切にされていると伺って、心が洗われる思いでした。つい仕事に忙殺される中で忘れがちなことを思い出させてくれました。また、夢に向かって走る人間は強いのだと実感しました。

今年27歳になる宮之原選手はほぼ最後のチャンスとなるようです。BCリーグにも定年制があり、またNPBの受け入れも若いほど優遇されるようです。9月末にNPBのトライアウトがあり正念場となります。

二次会は、虎軒 浅草店にて行いました。宮之原選手は食事会でも自己管理を徹底されており、自分のいつもの分量・時間を大幅に超えることなく、お帰りになりました。最後まで真剣な勝負師の姿を見ることができました。

 

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